ヒラメの正しい保存方法として、冷凍保存がある。
正しい処理の仕方であると思う。
しかし誤った冷凍保存をすると、
腐敗して食べられなくなってしまう。
順を追って細かく、
ヒラメの冷凍保存の仕方を説明していこう。
釣ったヒラメの保存!ヒラメの保存方法…ヒラメ冷凍保存(ヒラメ保存)
ヒラメは寒い時期においしい魚であり、
秋ごろから春先までが旬。
特に脂乗りがよく
身の引き締まる冬に頂くのが最も良い。
また北海道ならば秋から初夏まで
おいしく楽しむことができる。
おいしいということだけは分かっている自分ではあるが、
未だにカレイとヒラメを
ぱっと見ただけでは区別がつかない。
左ヒラメに右カレイという言葉だけは知っているのだが。
そんなことはさておき、白く透き通った美しい見た目、
低脂肪でヘルシー、そして寿司にしてもムニエルにしても
カルパッチョにしても何にしておいしいヒラメ。
自分で釣ったヒラメを上手に保存する方法には
どんなやり方が一番適するだろうか。
まず大前提として、
とりあえず魚はなんでも冷蔵庫に入れておけばいいんでしょ
という考え方は誤っている。
正しい保存をしなければ、
着実に腐敗は進んでしまう。
適切な処理をしないだけで、
ただ冷蔵庫に入れただけでは
一晩で鮮度は落ちてしまうのだ。
生で食べたいという時には、特に注意が必要。
誰だって安全でおいしくて、
欲をいえばちょっとだけ寝かせることもできる
ヒラメを食べたいと思う。
ではどうしたら良いか。
結論、急速に冷凍して保存することが、一番良い。
まずヒラメの内臓を取り除き、
しっかり水洗いをする。
そして水気をよく拭き取り、ラップで包む。
ジップロックフリーザバッグに入れる。
ヒラメ自体の作業についてはここまで。
ポイントはここから。
そのヒラメを
十分に冷えたアルミの容器に入れて冷凍保存する
ということだ。
アルミは熱を伝えやすく、
冷たい状態を長く保つことができるからである。
これで急速で持続的に冷やすことができるのだ。
ヒラメの切り身を冷凍保存!刺身を冷凍するなら?
では、ヒラメの刺身を食べたいという時には、
どのように保存するのが良いだろうか。
切り身や刺身を冷凍保存する時の注意点としては、
なるべく早く冷凍保存するという点である。
あとの処理は、釣ったヒラメの保管方法と同様である。
ドリップを拭き取って、ラップで包み、
ジップロックフリーザバッグに入れて保存する。
そして、解凍方法にも注意をしていきたい。
この解凍方法を間違えてしまうと、
おいしさが落ちてしまうからである。
そこでおすすめしたい解凍方法が、氷水による解凍。
ドリップ量が少なく、
解凍に時間がかからないからである。
ドリップとは、
冷凍していたものを解凍した際に出てくるものであり、
うまみ成分を含んでいる。
要するにドリップの量が多ければ多いほど、
ヒラメからおいしさが失われてしまうのである。
だからドリップ量は少ない方が良いに決まっているのだ。
保存したジップロックフリーザバッグを
浮かばないように沈め解凍する。
100gの刺身ならば
だいたい2時間程度で解凍することができる。
まとめ
自分で釣ったヒラメの正しい保存方法は
急速冷凍で保存することだ。
また、とりあえず冷蔵庫に入れて
保存しておこうという考えは
危険であるためすぐに捨てること。
すぐに鮮度が落ち、腐敗してしまう。
ヒラメから内臓を取り出し、
水気を拭き取りラップに包んで、
ジップロックフリーザバッグにて保存。
十分に冷えたアルミの容器に入れて保管するのがベター。
ヒラメの刺身や切り身についても同様に冷凍保存しよう。
釣ったヒラメの時と比べて、注意したいのが時間だ。
すぐに冷凍することが大切。
解凍はうまみが逃げにくい氷水で行おう。
正しい処理をして、
あなたもおいしくヒラメを食べられることを
願うばかりである。